凄いライブを見た。間違いなく。
ライブ中にも確信し、自身の興奮も抑えきれなかった。周りもそうだった。
熱気で会場がうねっていた。それが、2016/10/15(土)ZEPP TOKYO。
今年のZEPPツアーは、10/14と15に参戦。
14日は整理番号もまあまあで、前から2番目のバー前右側を確保。
メンバーの顔もよく見える。特にミッキー。(ひげをたくわえており、男前+色気が。。)
ガストのイントロ、ミッキーが弾いてるんだ、とか新たな発見も。
ライブは始まってみると、先生の声が出ておらず、高音なども苦しそうで、
期待のRAINBOWなどは、もう歌詞がついていかないのかガタガタだった。
「悪魔メフィスト」も、本調子だったら相当カッコイイ曲なんだけどな、とか、
演奏も基本的には悪くないんだけど、自分の立ち位置のせいなのか、ドラムの音とかがバラけるように
感じることがところどころあり、今一つのりきれない曲も。
まあ、変わったアレンジに自分がついていけてないだけかもしれないけど。
そんな中でも、「未来の生命体」「明日に向かって走れ」や「おかみさん」とか、カッコよかったし、そこまで高音で歌わない楽曲たちはよかったと思う。
シークレットトラックだった「歩いてゆく」を急遽一人で弾きながら歌いもした。
弾き始めに、石君に「コードなんだっけ?」とか確認して弾き始め、全編ボロボロすぎて
思わず笑っちゃったのだけど、ボロボロながらも最後まで唄いきった姿に
不思議と感動してしまったりした。
「リハーサルしてないから、おそまつ様でした」と礼儀正しく挨拶(笑)
石君もそっとギターでサポートしていたらしいし、
この曲をやる前に、先生がトミに何かを話かけ、「え?」というやや驚きつつも笑顔を見せたトミ。
バンドの包容力を今まで以上に感じる。
一日で声の調子がよくなるとは考えにくく、翌日のライブがどうなるのか気になっていた。
そして翌日、10/15(土)
立ち位置はフロアの中心付近から左側のドア付近まで歩いたあたりのバー前。
冒頭のハロー人生、声がガラガラ。
ああ、声が悪化している。。と絶望的な気持ちになったが、そう思ったのはこの瞬間だけだった。
ライブで初めて聴く「クレッシェンドデミネンド」にテンションあがり、
高音で苦しいはずの「なからん」が心に沁み(トミの魂のドラムもよかった。。)、
「DJ In my life」の色っぽさにヤラれ、
「おかみさん」での清ちゃんのクールなベースラインの中で石君のボウイングやドラムソロ等でカオスな雰囲気を作り、それがまた秀逸だったり、「世界伝統〜」での吐き捨てるような"バーカ!"やライブで圧倒的に魅力を放つ
「I am hungly」
そして、この日は素晴らしかった「RAINBOW」から「生命賛歌」で一部終了。
凄いぞ、今日のライブ!
自分も、これまでにないくらい、本気の拳をあげたりしたと思う。
2部でも「夢を追う旅人」、やっぱりいい曲だ。
さあ、ゆこうぜー!と、満員のオーディエンスが拳を突き上げる姿は圧巻。
3部のアンコールでは、「孤独な旅人」「So many people」そして「さよならパーティー」!
ひー、嬉しい!久々だっ。
そして、大好きな曲、と「四月の風」で締めくくり。
エレカシと観客が魂で作り上げた、最高のライブだった。
この場にいられて、本当に幸せ。。
最後はストーンズみたいに、と全員で方を組みお辞儀。
そのとき、トミがドラムを乗り越えて出てくるという男前ぶりを発揮。
チラとしかその様子が見えなかったのだけど、間違いなくトミもこの日のライブの素晴らしさを感じていたろうし、先生も観客に何度もありがとうと言っていた。
出来が今一つな時もあるからこそ、素晴らしい出来の日がひときわ輝いて見える。
そう、宮本先生が常日頃言葉にしていることを実感した一日だった。