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麗蘭2011「ゆく歳くる歳」 2011/12/29,30 at 磔磔2011.12.31 Saturday
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2011年の締めくくりの磔磔麗蘭LIVE。
今年は1日神戸での公演となり、磔磔は2日間のみ。その2日間に参戦。
異常なほどの盛り上がりを見せた29日をメインに書きのこす。
会場は開演前から待ちきれないムードたっぷり、掛け声もさかんに飛び交う。
そこへメンバー登場。早くも大喝采。
オープニングはライブタイトルでもある「ゆく歳くる歳」
“泣いても笑っても、ゆく年くる年。さよならだけが人生じゃない”というような歌詞に、数年前の「泣いてたまるか」と彷彿とさせる演奏。
続いて「Hey hey, it’s alright」二人のギターの応酬に会場の熱気も上昇一途。
チャボさんの「すげーな磔磔」というセリフもこの日ばかりは本気コメントだったと思う。
MCで今年の出来事にふれ、それでも前に進むしかないというようなことを話したチャボさん。
ご自身も今年は悲しい出来事が重なっているため、語りかける言葉の数々は重く響く。この後、アレンジを大きく変えた「HAPPY SONG」
“あるはれた朝、突然、もしどこかで何かが崩れたとしても”
“今日を歩いていくような、この確かなテンポで”
“HAPPY SONG あの街へ送ろう”
とはいっても実際重たい気持ちにもなるのもわかるんだというニュアンスのMCをしたのは30日だったか。
その後演奏したのはファーストアルバムから「がらがらヘビ」
東京で演奏した時も凄いと思ったがその数倍凄い。圧倒される。
真っ赤な照明のなか、チャボさんの全てを絞り出すような歌と、一心不乱にギターを弾き倒す
公平さん、早川さんのベースもとんでもなくヘビー。このアンダーグラウンドな雰囲気に一気に
ひきこまれてしまっていた。曲が終わり我に返る、という感じ。凄かった。今年は麗蘭20周年で、ファーストからは他にココナッツバターも飛び出した。
ファンとの掛け合いも練習したかのように息ピッタリ。かなりカッコイイ終わり方に(笑)
それにしてもドラムス以外は不動のメンバーで20年。凄いことだな。
“この出会い奇跡的かも”そんなことも唄っていたっけ。
本編終盤では
「Yes we can 2011」で今年を振り返る。
”最低の状況 厳しい状況 相当ヤバイ状況”“変化しなきゃchange””できるやれる”
飛び込んでくる歌詞の数々。
そして締めくくりはやはり「ミュージック」。
会場が一体になって、しばらく高揚した気持ちがおさまらないままアンコールを待つ。
第二部という名のアンコールでは、新曲「HA HA HA」(でいいのかな?)がお披露目。
“60を過ぎて笑顔でいることが大切だと思うようになったんだ”と茶目っけたっぷりの笑顔で言うチャボさん。私はチャボさんのファンになってまだ5年ほどなので、昔のチャボさんを知らないが、本当に素敵に笑う人だと思う。(それを見ている早川さんの笑顔もね)
歌詞のほとんどは観客と一緒に「HA HA HA HA」と連呼するものなのだけど、「笑う角に福来る」など前向きな言葉が散りばめられていた。
公平さんも本編の「太陽のシェリー」に続き「天の川サーフ」を唄ってくれた。
今年は弾き語りのアルバムを出したり、ソロライブにも挑戦していたが、ギターだけでは表現しきれなくなってきたみたい、というようなことをファン向けに語っていたので、これまで以上に歌詞や唄い方も変化があるかもしれず楽しみ。公平さんの声は優しくて和むし。
今年演奏されなかった「今夜はR&Bを・・・」の代わりに「あこがれのサザンマン」で早川さんのベースソロを堪能。例年以上に存在感を強く感じる音。その後早川さんのウッドベースで静かにはじまったのはルシンダ ウィリアムスの「Are you alright?」の日本語カバー。
大丈夫かい?とやさしく語りかけてくれるこの曲は、素直に心に沁みてくる。
そして、”こんな日本でとても今気がかりなこと、いったいどうなるんだろう?”
“でも長い夜に嘆くのはもう終わりにして”と続く「Hello-goodbye」「GET BACK」で締めくくられた。
麗蘭からの応援歌。たくさんのお客さんと一体となって口ずさむことがこれほどまでに気分を高揚させるものだったかな。改めて歌の力はスゴイ。そう感じるライブだった。
本当に今年の締めくくりにふさわしい素晴らしいライブだった。そして会場にいたみんなやスタッフによって更にグレードアップしたものだったことは間違いないと思う。
ライブでも唄ってくれていたもの。"Thank you everybody"って。
●余談
最終日だけに唄われる「年の瀬」もライブタイトルがゆく歳くる歳のせいか、チャボさんのゆく年くる年の語りマネがいつも以上に気合入っていたのには笑えた。
また、28は「ハーレムシャッフル」29は「BLUE BLUE」が演奏されたが最終日は2曲ともやってくれた。大サービス!
続けるかどうか迷っているという、いろんな芸風も、ぜひこの先も続けていただきたい(笑)
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