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2011/1/7 トッパンホール ニューイヤーコンサート20112011.01.14 Friday
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今年はじめての北村朋幹さんが出演するコンサート。
去年もLFJ、8月のリサイタル、10月の育英会コンサートなどに足を運んできたが
今日は久しぶりに書きたくなった。
いやー。。入魂の演奏!
ほんとにアーティストになってきているなと実感。
いいですよー。このまま進んでほしいです。
プログラムには彼に対してホールからこのように書かれていた。
”類まれなプログラムビルディングの才を持つ彼には、わずか30分の間に
多様なミクロコスモスの世界を編んで一つマクロな宇宙観を表現してほしいとお願いしました”
こういう抽象的な依頼って、裁量もあるし、やる気になったのではないだろうか。
ジャズっぽいニコライ・カプースチンとか、
そのあとのシマノフスキとか個人的にお気に入り。
超絶技巧も披露しているんだけど、とり憑かれたように弾いている姿が強烈で
技巧が鼻につかない。きっと練習のときもこんな風に弾いているんだろうな。
最後は、次に出てくる佐藤俊介さん(Vl)が弾くパガニーニとまったく同じ曲を
ピアノ用にアレンジされたものを弾いていた。
演奏終りに爽やかに一礼してカーテンコールに出てこなかったのも、
佐藤さんへの流れを大切にしたかったのかな?
衣装も鈴木さんとおそろいな感じでしたが、なかなか雰囲気あってお似合い。
舞台演出もなかなか素敵でした。
さて他の出演者で強烈だったのはファニー・クラマジラン。
この人も渾身の演奏!イザイでこんな曲あるの?ていうか
この人が弾くからそう感じるのかな?
北村さんもこの演奏の後だから、感化されたところあるのかな?
あっという間に終わってしまったので、また機会があれば聴いてみたい。
鈴木さん(ヨン様似)と佐藤さんは、ソロも披露したけど二人で共演したバッハが
よかったな。
アンコールでの4人での共演はすごく盛り上がった。
本人たちも楽しそうで、それが伝わってきてとてもよかった。
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鈴木優人
J.S.バッハ:パルティータ第4番 ニ長調 BWV828
ファニー・クラマジラン
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ Op.27より 第2番 イ短調/第5番 ト長調
北村朋幹
生誕200年リストへのオマージュ
バルトーク:《ミクロコスモス》第4巻より 〈霧の中のメロディ〉
リゲティ:《ピアノのための練習曲》第1巻より 〈虹〉
カプースチン:《8つの演奏会用練習曲》より 〈夢〉 Op.40-2
シマノフスキ:《4つの練習曲》より 第1番 変ホ短調 Op.4-1
ラウタヴァーラ:《練習曲集》より 〈4度〉 Op.42-4
モシュコフスキ:《15の熟練のための練習曲》より 第11番 変イ長調 Op.72-11
ドビュッシー:《12の練習曲集》より 〈組み合わされたアルペッジョのための〉
メシアン:《4つのリズムの練習曲》より 〈火の島 第1〉
ツェルニー:指使いの技法(50番練習曲)より 〈明瞭なアルペッジョ〉 変イ長調 Op.740-6
リスト:《パガニーニ大練習曲》より 第6番 イ短調 〈主題と変奏〉
佐藤俊介
パガニーニ:24の奇想曲 Op.1より 第1番 ホ長調/第2番 ロ短調/第14番 変ホ長調 /第24番 イ短調
J.S.バッハ:チェンバロとヴァイオリンのためのソナタ第3番 ホ長調 BWV1016(共演:鈴木優人)
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2010/12/29,30 麗蘭2010磔磔Vol.18「LoveLoveLove」 at 京都磔磔2011.01.06 Thursday
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超満席の新幹線自由席に飛び乗り、ほぼ座れないまま京都へ。
先輩と合流し、すぐ磔磔へ。こんな慌ただしいのははじめて。
東京と同じくオープニングは"LoveLoveLove"
ツアータイトルでもある新曲。
「どれくらい足りてる、世界のLove。どれくらい足りてない、世界のLove」
”世界の”の部分が、”俺たちの””この国の”と変わりながらつづられる歌詞、
でも明るいトーンの曲で、今この会場はLoveに満ち溢れて幸せ感いっぱい。
次はブルースっぽい感じの”ホットシチュー”新曲かな?
更に次もおそらく新曲”Hey Hey it's Alright”
細かいことは気にしない、Take It Easyってのがテーマなようで、
「身ぐるみはがされても俺の人生ここにあり」って、悟り開いてる。
歌詞もギターの掛け合いも”あこがれのSothernMan”を彷彿とさせる曲だった。
東京でやらなかった曲としては、
ビートルズ ラバーソウルより、カバー「NowhereMan」
チャボさんも公平さんも早川さんも皆この曲が好きだったらしい。
皆、アウトローだったんだろうな(笑)
確かこのあたりで"清掃の唄"
公平さんは靴下の向きも揃えてしまっているとかネタ話も披露。
今回公平さんが唄う曲はこれまた新曲"太陽のシェリー"
これ、アレンジ含めてすごくカッコイイ曲だった。体が動いちゃうっていうか。。
早くCDにならないかな。
"Yes We Can"
チャボさんの今年の漢字の一字は還暦の「還」だそう。
公平さんも50だし、早川さんも50半ばとは思えない。。
"Spirit"
"今夜、R&Bを。。"
途中ではさむ曲のある1曲が、いつも以上にすごい疾走感を感じた。
そして東京でやらなかった、救いの神様”ミュージック”
やはりこれを聴かないと、磔磔では締まらない。
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第2部、いつもの宣伝タイムでスタート。
しかし今回は、公平さんが場を任されている!
今年のパーカーを着て表裏と見せた後に、赤ワインを持って
「コクがあって」「深いタンニンが」とか笑みを浮かべてポツリポツリ話している姿が
なんともほほえましく可笑しく。いや〜いいもの見せてもらいました。
ポエトリー風にはじまった”年賀状”
今年の僕のお正月は
門松を立てないお正月でした
初詣の玉砂利の音が
冷たく冷たく 響いたので
一年の計は
元旦には無かったのであります。
そう2009年の出来事だった。
2曲目"いいことばかりはありゃしない"
曲が終わった後に「でも悪いことばかりでもないよ」って言ったと思う。
東京のラストを飾った"GetBack"の後、年末の京都だけで聴く
"Hello-Goodbye"
"年の瀬(30日)"
"ミステリー"
あっという間に終わってしまった、Liveも。この1年も。
いつもHello-Goodbyeの歌詞で、少しでも成長できたらと
来年に向けて少し考えるのだけど、正月ボケの間に忘れてしまったりする。
まあまあそんなわけで今年もよろしくって感じで。
年のせいか、妙なこだわりはすこしずつそげ落ちているような気がするこの頃。
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