オープニングで流れてきたのは、エルトンジョンの「YOUR SONG」
あれ、珍しいな?と思っているとチャボさん登場。
ライブは「唄」ではじまった。私はライブでこの曲を聴くのははじめてな気がする。
今日はしっとりいくのかな、、と思っていると新曲「気分は上々(?)」なんて
楽しい曲も披露してくれた。
この日は結構レアな選曲が多かったように思う。
古井戸の曲からは、「年賀状」「待ちぼうけ」「退屈」「終わりです」などなど。
この中の「退屈」に関して、ある時期から歌うのをやめようと思った、と言っていた。
その理由も話していたが、もし自分でもちょっと怖くなってしまうというか、
唄を封印する気持ちはわかる気がした。
そしてこの日チャボさんは原詞のラストを「落ちたりして」と変えて歌っていた。
原曲の無邪気な感じを残しつつ、変更したのがこの歌詞になったようだ。
それにしても、古井戸の歌詞はなかなかシュールだ。
「荒野で」「冬の日」なども久々に演奏。
また、ポエトリーでは「さよならマスター」「ラブソング」
この詩の中に出てくるマスターの店というのが、まさにマンダラ付近のことだそうで、
文中に出てくる交差点というのも、南青山三丁目の交差点なのだそうだ。
そんなことを聞くと、より身近な出来事のように思えてくるから不思議。
チャボさんも昨日のことのように思い出したりしていたのかもしれない。
「YOUR SONG」のカバーも披露。
俺にしては意外な選曲だと思った人もいるでしょ、でもこの曲好きだったな、って。
”心配しないで”の台詞がとてもあたたかい。
この日はギターのピックアップを使わずに、ギターの高さにマイクを置いて音を拾う、
なんて懐かしい試みもしていた。
ドブロのギターも持ち出して何曲か演奏。会場が盛り上がってきたので、
ステージ右側に移動した瞬間、ピックアップがいきていないので、
ドブロからシャカシャカというある意味生の音しか聞こえなくなった。
曲が終わって「移動しちゃいけなかった」とおどけながら反省するチャボさんが可愛い。
麗蘭ライブで演奏した「今 YES-WE-CAN」も、ソロでやってくれた。
あれは公平さんのファンクがかっこよかっただけに、ソロで大丈夫?なんて心配もしたが、
いやいやすごいグルーブだった!さっすが!!
「やっぱ、バンドは楽だー」って、息あがってたけども(笑)
クエスチョンも聞け、本編ラストは「MY R&R」
この歌詞は、特に今、世界中でおきている出来事とシンクロするように思え、沁みた。
アンコールでは恒例の宣伝で爆笑を誘いつつ、
土曜だから、とニルスロフグレンのカバーとやらをやってくれた。(タイトル失念)
きっと日曜はまた別の曲をやってくれるんだろう。
あと、デイブ・クラーク・ファイブの「BECAUSE」のカバー、
アルバム「絵」より「エピローグ」、前奏や間奏で奏でられるフレーズ、とても好きだな。
ポエトリー「風樹抜粋〜ひととき」の後、「久遠」
寄りそう二つの影というのが、父と子供のように見えてくる。
言葉の少ないポエトリーだけに勝手に想像を膨らませる。
おまけ、って言って1曲演奏してくれて(これまた失念)ライブは終了した。
下北のロフトでの話も印象深い。
まだRCの方向性が定まっていないとき、演奏を終えたメンバーに,来日してたアーチスト
(名前忘れた。。)から、ギターをちょっと貸してくれといわれ貸したところ、
スゴイ音を出したんだ、同じギターなのに、と。
それはやはりチャボさんにとって、かなりの発奮材料になったらしい。
なんだか、去年までとは全く違う選曲の想定外のライブであり、
とってもあたたかい、期待以上のライブでもあった。
用事のない(笑)今のうちに、再度音楽を聴きこむのもいいな。