Search
Calendar
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 
<< October 2008 >>
Sponsored links
Recommend
Recommend
New Entries
Recent Comment
Recent Trackback
Category
Archives
Profile
Links
mobile
qrcode
RSSATOM 無料ブログ作成サービス JUGEM
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

posted by: スポンサードリンク | - | | - | - |
10/16 仲井戸麗市(朗読・演奏・歌)「観る・聴く・読む」 at 世田谷パブリックシアター
 
暗闇の客席、ほの暗い舞台、チャボさんの声だけが響き渡る。
 
幸せの量と不幸せの量はどちらが多いんだろう、
・・・
過去の時間と未来の時間ではどちらが多いんだろう、この地球上では。
答えのない、クエスチョン

舞台に設置された街灯にうっすら灯りがともる。詩を手にしたチャボさんが現れ
街灯の薄明かりのなか朗読するのは"HOME"。
なんだか少しアンダーグラウンドな演劇を見ているような雰囲気だ。

チャボさんの詩は独特な味がある。
ただ、そこにつける曲が素晴らしいから、普通のライブではつい曲をメインに
聴いてしまうのだけど、この日は詩をクローズアップする演出だったし、
何よりチャボさん自身がそういう歌い方をしていたように思う。
何度も聴いた曲でもいつもと違う色合いだった。
 
"久遠""BLUE MOON""クエスチョン""ねぇ神様"
 
ねぇ神様は、今年のマンスリーCHABOで何度も歌われている曲。
盗まれてしまったギターをかえしてほしい、そんな意味にうけとって聴いていたのだけど、
この日は「昔僕らが抱えてた宝物たち、どこになくしてきたのか」という歌詞だったかな、
大人になって失ってしまったもの、どこにあるのかという問いかけを強く感じた。
(今頃気づいてすみません)
 

"太陽に唄って 戸山ハイツ"では、当時の写真が次々と映し出され、
おお〜っこれが戸山ハイツ!と見入ってしまった。
チャボさんの小さい頃や家族の貴重な写真まで。
もしかしたら、ご両親がシアターにいらしているのかな?なんて思ったくらい。

あとはひさしぶりにニジェールを思って歌ったあのうたを披露したり、
夫婦の合作である絵本の朗読をしたり、、(絵本の画像はスクリーンに投影)
"SONG FOR YOU"や"新しい夏"(だったかな?)なんかも歌ってくれた。
 
そして"ガルシアの風"。
ジェリーガルシアが明るくて自由で、素敵なオヤジだと思った、とか言っていた。
ひだまりの里、自由の服なんて表現も、本人にインスパイアされたものだったのかな。
[どうにもならぬことなど何もなかったのです]という幾度も聴いた歌詞でも、
この日は妙に内省的な気分で聞いていた。

"FEEL LIKE GONG HOME"
「持っていくもの 捨ててゆくこと」。引き続き色々考えさせられる歌詞。
歌い方も、照明を逃れてギターを弾いている姿も、この日一番心に響いた。
カッコイイという一言で片付けられない何か。
 
これでこの日のライブは終わりかな、と思ったほどだったけど、
ここはシアターであった。

"不動産屋""ハレルヨ"を詠い、しめくくりは冒頭の街灯脇で"風樹"の朗読。
たつのすけさんが弾くBGMが大きくなりチャボさんは舞台を去り、
BGMがフェードアウトしていくと同時に暗闇になる会場。
 
パッと会場が明るくなる。終了だ。
うーん、舞台演出だこれは、拍手。そしてカーテンコールでチャボさん登場。
実はやってみたかったらしいですよ、これを(笑)
 
知人の舞台を見にきたときに、いい会場だな、と思っていたのだそうですが、
縁あってここでやることができた、感謝しています、とのこと。

チャボさんが再び舞台を去った後、DREAM TO REMENBERが流れ、
アメリカでの映像が映し出される。クレジットロールには関係者・スタッフの名前。
この日の舞台は終了となった。
 
 
世田谷パブリックシアター。いつ来たんだっけな。
シアタートラムには昨年来たけど。。なんて思いながら芝居のパンフを探す。
すると「春琴」再演の文字が。
サイモンマクバーニーという演出家の名前で思い出した。
この人が演出した「エレファントバニッシュ」を見にきたのがここだった。
また、やるんだ。。主演は深津絵里。これは、、要チェックだわ。
 
そんなことも楽しみつつ、会場を後にした。
posted by: かーみっと | 仲井戸麗市 | 10:19 | comments(0) | trackbacks(0) |