江古田マーキーはこじんまりしたところで、この日も100人限定のソロライブとのこと。
オープニングは恒例の『Sweet Home 江古田マーキー』で盛り上がる。
江古田マーキーは今年めでたく30周年で、その記念に呼ばれたらしく、20周年の時も
呼んでもらったから10年ぶりの来日とのことで、チャボさんも外人風日本語でご挨拶(笑)
続いてジョン・リー・フッカーの『Boom Boom』。アニマルズもカバーしてるってことで、
「朝日のあたる家」のフレーズも最後に入れてくれて、おお。。。と喜んでしまいました。
「古井戸の曲やるよ、RCでもアレンジしてやったね」で『飲んだくれジョニー』。
4曲目は『BLUE MOON』。
CDやDVDに収録されているのとは使用したギターが異なり、また別の味わい。
この後だったか「あけの明星」ネタが飛び出し笑いの渦に。
「40過ぎてこういう文字を知った」とかいうMCの後に始まったのは『糧』。
好きな曲が続けて演奏されたので、しみじみと喜びをかみしめつつ聞きました。
企画好きだから今回もなにか企画を考えたというチャボさんのプチコーナー。
人に書き下ろした曲を今回は自分で唄ってみようということで、
『HOLIDAY』(竹中直人)『ヴィソツキー』(夏木マリ)『GOOD TIME』(矢野真紀)。
夏木マリさんが書いたヴィソツキーとは、ウラジミール・ヴィソツキーのことで、詩人でも
あり歌い手でもあった方のようですが、かなり前衛的に感じたそうです。
「楽曲はロシアっぽくてさ」と弾き始めたフレーズがもう可笑しくて可笑しくて。
これが強烈だったので『ヴィソツキー』そのものがあまり思い出せない。。。私って最悪だ。
チャボさん、すみません。
「今日はバンド連れてこられなかったけど、一人でやっちゃう」って、
『スーパードライバー5月4日』『陽気にやろうぜ』『GOOD SONGを君に』。
リズムボックスとマチャミさんのタンバリン、リズムセクション(観客です)で盛り上がる。
ロックな感じでギターをかき鳴らすチャボさんもカッコいい!CHABO BAND見たいなー。
夏を前にして次に選曲されたのは『夏に続く午後』。
FENで流れる「ヘイ・ジュード」で始まり、演奏が重なっていく。そしてラストもFENの
「ヘイ・ジュード」の大サビ(皆で合唱するシーン)が重なりフェードアウトしていった。
何か当時のモノクロームの映像が思い浮かぶような、そんな気がした。
そして夏に向けて"大丈夫だよ"と背中を押された気もしました。
「ポエトリーリーディングもどきをやらせて『風樹』っていうの」と読み始めたのは、
"風が吹いてる 母の事情に父の事情に子供たちの事情に。
風が吹いてる 母の笑顔に父の笑顔に子供たちの笑顔に"
もちろん、もっと詩は長いのですが、母・父・子供たちが繰り返し登場します。
年のせいか家族の大切さについて、改めて実感することの多い今日この頃。
また当たり前すぎて大切さに気づかないのか、漆黒の夜に迷いこんだような事件も多い。
そしてこの詩を読み終えて『ガルシアの風』。とても考えさせられたのでした。。
ここから先はアンコール。
『Walking By Myself』ジミーロジャースの曲。
「これで8小節ブルースを覚えたんだ!」とチャボさん。
先日のFCイベントでもかけてくれた曲でした。
『Blues Is Alright』ヘイ!のかけあいで大盛り上がり。チャボさんも客席突入を敢行。
『ティーンエイジャー』『Feel Like Going Home』でグッと聞かせてくれて、本日最後の
曲は『ホーボーズララバイ』
私はこの曲をはじめて聞いたのですが、とても素敵でした。なんていっていいのか。。。
アーロ・ガスリーも、その父親のウディ・ガスリーも唄っている、と言っていたかな。
この音色を耳に残したまま、やわらかい枕で眠りについたら、明日がとてもいい日に
なりそうな気がします。
*記憶違いや、漏れもあると思いますが、ご容赦ください。