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女子フィギュアスケート シングル in ソチ2014.02.21 Friday
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真央ちゃんのフリー、こんなにも心震える演技をするなんて。ほんとに素晴らしかった。
前日の最終滑走でのショートプログラムでまさかのミスの連続。
4年間、オリンピックのために必死で頑張ってきた姿を見てきただけに、
なんと言っていいのか言葉が見つからなかった。
でも今日はラフマニノフにのせた鬼気迫る素晴らしい演技。
全てのジャンプを終えてのストレートラインステップのとき、私は呼吸をしていただろうか。
そのくらい息を詰めて見ていて、そして最後に天を振り仰いだ時に真央ちゃんの目から大粒の涙が。
よがっだー!(T-T)
真央ちゃん、素晴らしいよっ!こんな真央ちゃんの演技を見ることができてほんとに嬉しい!
おめでとう!ううっ!
興奮でここ連日の寝不足状態でも一気に目が覚めた(笑)
結局この日も最終滑走のキムヨナまで見ていた。
特に最終グループは、さすがオリンピックという感じで皆素晴らしい演技だった。
その中でも私が心奪われたのは、イタリアのコストナー。
ショートのアヴェマリアは何とも神々しかったし、
フリーのボレロも、スケートであることを忘れるほど、優雅でアーティスティック。
ジャンプも、「ジャンプしてますっ」って感じがなく、あの独特のリズムを体全体で刻んでいる感じ。
あっという間に終わってしまって。。もう少し見続けたかった。
この演技が終わったときに、「ああ、コストナーが金だ」って思ったくらい。
こういう演技がやはり見たいのだな、私は。
だから男子は今でも断然大ちゃんなのだ。
さて話を女子に戻そう。
ロシアのリプニツカヤは残念ながらいくつかミスしてしまった。
でも団体のときに演じたフリーが素晴らしくて、私はリプニツカヤを好きになってしまった。
次のオリンピックで成熟した演技を見るのが楽しみでならない。
金をとったロシアのソトニコワ。
彼女も五輪前半はリプニツカヤの陰に隠れてしまって辛い思いをしたかもしれないが、
その思いを解き放つような演技。スピードや演技の勢いというものは一番あったかもしれない。
技術点はともかく、演技構成点が出すぎな気もするけど(笑)
そしてキムヨナ。
やはり王者って感じがするなー、この人は。
勢いというものは、確かにバンクーバーの方があったかもしれないが、
今回は大人になった分、よりゆったりと優雅に演技して、それもとても素敵だった。
ただどこか達観した感じというか、一歩引いた雰囲気を本人から感じた。
無事に演技を終えてほっとしているというか。
オリンピックへのモチベーションを保つのは、大変だったかもしれない。
もう引退しちゃうのか。。もっと見たかったけど、体もかなり痛めてるし、
自国の期待を一身に背負う立場からもう解放してあげたい気もするな。
(真央ちゃんも同じか。。)
なにはともあれ、これぞオリンピック!の女子フィギュアでした。
メダルの有無や色に関係なく、心に残る演技がいくつも見られたことに感謝。
真央ちゃん、ほんとに素敵な演技をありがとう。
織田くん、きっと今日も号泣してるよ。
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NHKフィギュア 男子ショート 高橋大輔 2013/11/82013.11.18 Monday
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ソチ五輪を最後に引退を表明している高橋大輔。
その五輪の切符をつかむためには、全日本フィギュアやGPシリーズ等で結果を出さねば
ならないが、GPシリーズ初戦のアメリカ大会を見て、私は不安がぬぐえなかった。
ジャンプが全く決まらなくてボロボロだった。
初戦、靴を変えたばかり等の影響はあったかもしれないが、それにしてもひどかった。
五輪シーズンのショートプログラムに選んだ曲は
佐村河内守の「ヴァイオリンのためのソナチネ」。
振り付けは宮本賢二。バンクーバー五輪の絶品SP「EYE」を振りつけてくれた方。
作曲を志した人間が聴力を完全に失うその苦悩はいかほどのものか。
彼の経歴をwikiで一見しただけでも壮絶だ。。
その彼の曲を聴いて「絶望の中にも希望がある」と感じたという。
そして、佐村河内さん本人も、同じ思いでこの曲を作っていた。
二人の対面したところがテレビで放送されていたが、佐村河内さんは
自分の曲が世界の人が見てくれる場で流れることを喜んでくれていた。
五輪には絶対行ってもらわねば。頼むよ、高橋くん。
GPファイナルに行くためにはこのNHKフィギュアは背水の陣。
そこで見せてくれた彼のSP、ジャンプが3つとも美しく決まった。
その結果、本来のこのプログラムに集中してみることができたわけだが、
とても、、、素晴らしかった。
去年の全日本フリーの演技以来、ゾクっときました。
前回大会の後、モロゾフコーチに相当キツイことを言われたそうだが、
自分の五輪への思いがほかの選手よりも劣っていることに気付かされたそうだ。
自分を奮い立たせて自信をとりもどすために猛特訓。結果がついてきた。
モロゾフコーチも本来の彼の演技が見えてきたことに安堵したのか、
演技終了後、泣いていた。
かくいう私も最近ずっと高橋くんの演技にどこかいらだっていた。
口では「ジャンプさえ決まればなぁ、、」といいつつ、
(こんなはずじゃないのに、もっとできるのに!)と。
一番いらだっていたのは本人なんだろうけどね。
だからこそ、今回の演技は本当に嬉しかった。
モロゾフコーチも似たような思いだったのかもしれない。
五輪までにもっとブラッシュアップして、世界の人を魅了してほしい。
翌週の大会で最高得点をたたき出したパトリックチャン。追従する羽生くん。
でもその誰よりも、私は高橋大輔の演技が好きなのだ。
演技に完全に入り込めたときに、氷上で繰り広げられるその物語は、
フィギュアスケート競技の域を凌駕していて、誰よりも素晴らしいと思う。
それがソチの舞台で見られることを心から願っている。
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日本シリーズ 楽天×巨人 2013/11/3 第7戦2013.11.04 Monday
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いやー、久しぶりに野球見てこみ上げた。
前日の第6戦でマー君が打たれて最終戦に持ち越しになったこの第7戦。
テレビの解説が「田中が志願して本日もベンチ入りしている」と話している。
高校野球の頃はエースとして連投することももちろんあったが、
プロ野球では前日完投(160球)していて、翌日も連投なんてことは皆無に等しい。
美馬、則本が好投しているし、昨日は投げ負けてもいる。
今日の登板はさすがに無いか、と思っていたがブルペンで田中が投げ始めたとき、
「おお、やはり君は投げるのか!」と衝撃を受けた。
とはいえ、リードは3点。
ランナーをためて一発出たら、いとも簡単にひっくり返ってしまう。
大丈夫なのか?!
でも、9回、星野監督が審判にピッチャー交代を告げ、
田中がグラウンドに向かって帽子をとり一礼してからマウンドへ走り出したとき
もう泣けてきてしょうがなかった。泣くにはまだ早いんだけどね(笑)
田中本人はもちろん、投げさせる決断をした監督やコーチの心意気。
観客の雰囲気もすごかったしな。
たぶん、楽天ファンだけでなく多くの日本人が同じような気持ちだったのではないか。
ロペスにヒット打たれたときには前日の嫌なシーンが思い浮かんで、
気が気ではなかったが、2アウトをとり、ベンチで選手たちが駆け出すために
スタンバっている中、スプリットで空振り三振。
。。。!!
田中のガッツポーズ。
マウンドに一斉に駆け出す選手たち。
なんだかもみくちゃのマウンド(笑)
宙に舞う星野監督とその胴上げを取り囲むように万歳を繰り返す選手たち。
よかったなー。ホンッとによかった。。
仙台の皆さんの前で宙に舞いたいと言っていた星野監督。あの発言にはシビレた。
おそらくは選手全員がそう思っただろうし、嶋もビールかけの後のインタビューで
星野監督を男にすることができた、という発言をしていた。
嶋は前日の敗戦についても、こんな風に語っていたと思う。
「チームはいつも田中に助けられてきた。
その田中が負けて、このまま今日も負けたら田中が辛い。
だからこそ今日はなんとか皆で勝とうと」
うん、そんな気がしていた。
前日の田中での敗戦も意味あるものだったんだ。
間違いなく皆で勝ち取った優勝だ。
そしてこのチームは他のどのチームより重い命題を抱えている。
人は誰かのためとなると、こんなにも力を出せるのか。。
心震える、素晴らしい試合だった。
楽天イーグルス、優勝おめでとうございます。
さ、楽天で何か買おう(笑)
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フリー"道化師" 高橋大輔 2012.12.22 全日本選手権2012.12.22 Saturday
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久しぶりにフィギュアスケートで凄い演技を見た。震えた。
それが2012年暮れに行われた全日本選手権での高橋大輔のフリー”道化師”。
演技終了後の会場の総立ち状況を見ても、みんな同じような気持ちだったんじゃないかな。
録画リピートでもう一回みたけど、また涙してしまった。。
総合ではショートの得点差が大きかったため羽生くんに優勝を持って行かれたのだけど、高橋くんのフリーの演技を見終わった時点で私はもう感動してしまっていて、その後の羽生君の演技を見終えて、これは逆転だと確信していた。
だから羽生君のスコアが出たときには、あれ?と肩透かしを受けたような。
まあ、4回転がひとつ回転不足をとられたので仕方なかったのかもしれないけど。
これと同じような感動を覚えたのが、バンクーバーオリンピックのときのやはり高橋大輔のフリー”道”。
4回転こそ失敗したものの、その後の演技に魅了され、最後のストレートラインステップでは泣けてきたのだった。
このときはショートの”EYE”も素晴らしくかっこよいプログラムだったし、エキシビションの”ラブレター”もしっとりして素敵だったんだよなぁ。。しみじみ。
世界の選手を見渡しても、ここまで演技で魅せてくれる選手ってそういない。
(あ、鈴木明子さんは好きです)
数年前までは、「エロく演技します!」とかお気楽発言をしていた(笑)高橋くんだけど、
ここ数年は本当にアーティストになったなと思う。顔つきも昔とは全く違うし、何よりも心から謙虚な人な気がする。
羽生くんは昨シーズンのフリーに続いて、今シーズンのショートがよい。
あの若さで凄いと思う。震災の経験が彼を数倍もの速さで成長させている気がする。
ソチオリンピックでは優勝争いを展開する二人だと思うけど、私はやはり高橋くんに金をとってほしい。いいじゃん羽生くんはまだ先があるし。
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WBC決勝に思う2009.04.08 Wednesday
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そろそろ、ほとぼりが冷めた頃だろうか。WBC&侍ジャパンの熱狂。
かくいう私もずーっとテレビの前から離れられなかった。
今、専業主婦であることを本当に有難く思った瞬間。
何か困難な目標に向かって突き進もうとする心の若さ・強さ、
壁にぶちあたったときにプレッシャーと対峙しつつ前を向きつづけねばならない苦悩、
その壁を乗り越えたときにひとまわり成長する人間の姿、
人はチームではじめて大きな仕事を成し遂げられること
そんなことが凝縮されていたような気がした。
だからこそ皆んなテレビにくぎ付けになったんじゃないのだろうか。
準決勝も決勝も平日の昼の放送だったので、会社員の多くは生では見られなかったでしょう。
ただ、今回のWBC特に決勝は、会社の仕事を止めてでも見る価値があったとおもっている。
結果論ですけどね。
どんなに会社の研修で「難しい仕事に積極的にとりくもう」とか「チームプレーを大事にしよう」と
言葉で教え込まれるよりも何十倍も心に響く試合だった。
こういうカッコイイ人たちをこの目で見て、「こうなりたい」と自発的に思うほうがはるかに効果が
あるんだろうな。
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WBC終了後、イチローがどこかの番組でのインタビューでこんなことを言っていた。
ムネ(川崎)からメールで、「打てない時のイチローさんを見てもっと好きになりました」
ってあったんですよ。これは嬉しかったですね〜
もちろん、打てないときに誰よりも早く球場入りして特打ちした姿や、「ヘコミそうだ、、」と
明るめの口調でベンチで弱みをさらけだした姿など、もろもろ含めて川崎は言ったのだろうし、
不調な自分を含めて好きだといわれたイチローはかなり救われたのだろう。
川崎は準決勝ではじめてスタメン出場したことを記者に聞かれたとき、
ベンチで全て試合に出ていましたので
と答えた。これには思わず唸った。人間の器がデカイ、この人は。
決勝10回表、チャンスにその代打川崎が残念ながら凡退。
ネクストバッターのイチローは、何を思ってバットを握ったのだろう。
本当にしびれる試合だった。
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ジロ・デ・イタリア2007 17ステージ(ゾンコラン峠の頂上ゴール)2007.05.31 Thursday
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ジロが生放送になる前はあまり興味がなく、ツールドフランスだけを楽しみに見ていた私。
でも去年か今年から生放送になって、山岳ステージは見ることが多くなった。
で、昨日の17ステージ。最後の峠が最大斜度22%って・・・崖か?
山に入ってからも今まで見たことのないような角度の映像。
でも登ってくるんだよなぁ、スゴイ。
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ファントムとマリアカラス2007.03.22 Thursday
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今日は世界フィギュア男子ソロフリーで高橋大輔がファントムを、世界水泳シンクロ
女子ソロフリーでデデューがマリアカラスを演じた。
頂点にたったまま一度は引退したものの、美より技術が優先される傾向が目立ちはじめ、
「これは私の考えるシンクロではない」と、今大会だけ復活することを決めたというデデュー。
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